茶道同好会。

こんにちは。守田ゆき江です。

すみれ堂にはモンステラやら
葉っぱ系がいっぱい置いてありますが、
ほこりを被りよるんですよね。
そいつに気づいてしまったら
手でもティッシュでも子供のヨダレ拭きでも
なるべくすぐに拭いてやっています。


葉っぱを拭くのをめんどくさいと思う気持ちは
屈強なんやけど
会社員の時に、茶道同好会に寄してもらってて、
お茶の先生の家に初釜でお呼ばれしたんですよ。

お庭を通ってお茶室に伺うんですが
これがまた、広くてキレイなお庭なんです。
濃いみどりに囲まれて、
ぽつりぽつりと赤や白の椿が咲いていて。

傘寿を目の前にしたお茶の先生が
「みんなが見てくれると思ったから
 ここの葉っぱは一枚ずつ全部拭いて回ってるのよ」
と言わはった時の
その時の静かな驚愕がよみがえってしまいます。

あんな広大な庭の一枚一枚を拭く事を考えたら
ウチの少しの葉っぱぐらい、
拭いたらなアカンよな・・・と思い直させられます。

かっこいい大人を見ておくと言うのは
大人になるために必要だ、みたいな事を
いがらしみきおさんの「ぼのぼの」というマンガで読んだ事があるけど、
お茶の先生はその存在だけで私に葉っぱを拭かせています。

月曜日の仕事の後にお茶の時間があったんですが、
ペーペーやったから
仕事を切り上げられるんも一番速くてあたりまえやのに
一番早くお茶室についてお釜の準備をしている私に
「ゆき江さんのように一番早く来る人が早くモノにするものよ。
 あんたはかしこい、良い子だわね。」
と褒めてくれた事、
特別にふくささばきを教えてくれた事、
先生の上品で、可愛い笑顔、忘れません。



ふくささばき、もう忘れました。
ごめんなさい。







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西條ゆきえのスーパ―手相術