こんにちは。守田ゆき江です。
さて、前回の続きです。
自分の情熱を注ぎ込める何かを探していた私。
ふとしたホーリーの一言で、
ちょっと答えが見えた気になります。
でもまだグズグズします。
手相の西谷先生はかなりオープンに門下生を募集しています。
応募してみようかな・・・
でもなぁ
学費高いしなぁ、
てか、横浜通うんやろ・・・電車代とか・・・
霊感とかないし、ほかの人にバカにされたらどうしよ。
占い師なんかで食ってけるんやろか。
門下生の応募する事を悩んでいた私は、
悩みながらも申込書を書きました。
お兄ちゃんにも、親友にも相談しました。
探している物が
ちょっと見えかけたのです。
自分が探してる物は
手相を勉強する事で手に入るかも知れん。
びびる自分を一生懸命なだめます。
学費が無駄になってもいいやん。
また貯めたらいいねん。
やってアカンかったらやめたらいいねん。
やってみよ。
申込書を西谷先生の事務所に送りました。
それから
会社が終わったらお家に直帰して、
晩ごはんの後、毎日勉強しました。
西谷先生の本に書いてある事を
ノートに書き写して、
書いてある事を覚えました。
そうこうしてたら、入学の許可の連絡が来ました。
なんかの時に使おうと思って貯めてたお金、
ほとんど全部。
それで、西谷先生の所へ通いだしました。
粉砕骨折にホーリーのひとこと。
何がきっかけになるかわからへんけど、
私は自分の情熱を注ぎ込める何かが
見つかるかも知れん、と思いました。
あたり構わず探し続けた結果の希望です。
懇親会で皆の手相を観ること、
会社直帰して占いを勉強すること。
全然苦じゃなかった。
すっごい楽しいねん。
学校の勉強は全然しなかったけど、
占いの本やったらいくらでもノートとれる。
読みたい本も山ほどある。
これかもしれんって思ってた。
でも、卒業したぐらいではまだグズグズやった。
卒業したら自信がつくなんて甘かった。
何をして生きたいんか わかれへん私。
うすっぺらい自分の影に
割りばし一本でもいいからつっかい棒がほしかった。
親友が言ってくれた褒め言葉も、
自分の字で埋め尽くした手相のノートも、
ホーリーの一言も。
支えになるようなもんはみんな
大事にしまっといて、
自分が倒れへんように必死で塗り固めた。
そうやって、占い事務所に座るまでやってきた。
これがライフワークなんかまだわからへん。
ゆきえちゃんはやりたいこともあって、
自信に満ちあふれてて、いいなぁって
誰彼とも無くそういった意味の言葉をかけられる。
その時はありがとうって言うようにしている。
自信なんか、あらへんよ。
毎日毎日手相を読む為だけに
訓練して訓練して、
磨いだ感覚とノートがあるだけやねん。
走って走ってせき立てられるように
手相観れる仕事に飛びついた。
500円でもお金がもらえるといちいちビビってた。
白目に血管血走らせて
走り回る私を両親や親友は心配してくれた。
その間に恋愛して、結婚して、妊娠した。
お腹がだいぶん大きくなると、
精神的にマイルドになります。
連絡を絶やしていたホーリーに連絡してみようかな、
と思いつきました。
ホーリーは何の気なしに言ったろうから
私のことなど覚えてないやも知れん。
プロになったらお金払って観てもらうから!
とか言ってお酒飲んでんけどなぁ。
どうやろなぁ。
でも、まぁ無視されてもいいや。
メールを送ったら
意外なくらい暖かい返事が返って来て嬉しかった。
おめでとう、がんばれよぅって。
ほんで、3カ月くらいして
ホーリーからホンマに鑑定依頼来ました。
男やなぁ。
ホーリーはお祝いのシュークリーム持って
友人とふたりで鑑定事務所に来てくれました。
ホーリーの手相鑑定は楽しく、
希望にあふれた時間になりました。
ほんまに、おんなじ探し物してる同士で
ホーリーがんばりや!わたしもがんばるから!
って、ひさしぶりに仲間に会ったような元気もらいました。
ありがとうね。ホーリー。
吉方位旅行、行ってね。
ほんで、人生楽しんでくれたら嬉しい。
・・・
これが、私が占いを志した経緯です。
人生身軽なうちにダッシュかけた、って感じです。